中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

外塀をきれいにする

家の前に来て、真っ先に目に入るのが、外塀。
「そとべい」と読むそうです。


白い外塀が汚れていて、物哀しい外観……。
↓心が折れてしまいそうな、before


「これはさて、どうすればよいのだろうと」と、
汚れ具合を見て、夫は思案しました。


やはりまずは、この汚れやカビをきれいにすることから始めたらどうだろう。


いずれ塗り直すにしても、この汚れのままではとうてい塗れはしまい。


もしかして汚れをきれいにすれば、このまま使えるかもしれない。


……というわけで、
高圧洗浄を紹介したYouTube番組を見たところ、
「高圧洗浄って、ここまできれいになるのか!」と驚きの連続!


「ここまできれいにすると、土台に塗ってあるペンキまではがれてしまうんじゃないか」という心配まで。


これはもう、高圧洗浄、let's go!です。


大船のコーナンで見ると、ケルヒャーの高圧洗浄機は2万円とか3万円とか。
1回しか使わないかもしれないのに買うのもね、ということで、
ネットでレンタルを見つけてきました。


たしか2泊か3泊で6,480円だったケルヒャーの高圧洗浄機。
気に入ったら割安購入もできるというシステムでした。


うちにはホースがないけどケルヒャーは使えるのか、心配でしたが、
バケツを購入するだけで使えたようです。


高圧洗浄に初めて挑戦した夫。


こんなにすごい水圧だと一瞬でバケツの水がなくなるんじゃないか、というのは杞憂で、
「やってみると案外もった」そうです。
バケツに水をくんで、それにケルヒャーのホースの片方をつけて、シュッと洗浄。


2つのバケツ使いで、水道と10往復くらい。
外塀と、家の外壁の前面を一部、2、3時間かけて高圧洗浄しました。


やってみた結論は、
「泥や汚れは落ちるが、茶色や黄色のカビのような色がついた部分はきれいにならない」
「水圧で少し剥がれかけたところがあって、これ以上やったら塀の白いカケラが飛び散りそうでやめた」


脚立があれば、家の外壁の上の方の汚れがとれたかもしれないが、作業はひとりだったし、脚立もなかったので、それはあきらめた、とのこと。


そしてプロに委ねることを考えました。
フローリング工事の大工さんを探したときと同じように、今回も商工会議所に電話して相談しました(その経緯は「畳をフローリングにしたい!」で書きました)。


いい大工さんを紹介してもらったことのお礼を言って、外塀の相談。
さっそく塗装屋さんを紹介してもらい、電話で説明しました。


「見なきゃわからない」ということで、
住所を伝えて下見をしてもらいました。


値段交渉の末、7万円で作業をしてもらうことに。


塗装工事は2日にわたりました。
塗膜の浮き、ひび割れの補修、塗装養生、シーラーの下塗り、塗料を塗布と、かなり丁寧にやってくださった業者さんでした。
塗料の塗布は2回だったので、作業日を2日もうけたのでしょうか。


塀の足元がブルーグレーっぽい色なのですが、ここもきれいに塗り直してもらいました。


↓白くて気持ちいい。after


「想像よりよかった。塗ってもらって本当にきれいになった。7万円でよかったのかなと申し訳なくなるくらい、丁寧に仕事をしてもらった」
と、絶賛の感想です。


外塀の塗装でこれだけ印象が違うなんて!
あらためて、やってよかったと思う工事でした。




おまけ
北鎌倉古民家ミュージーアムにて。


キッチンでお湯が出るようにする

キッチンには湯沸かし器がついていました。


↓before


まだ使えるようでしたが、これは変えたかった!


子どものころは湯沸かし器でしたが、使い方を忘れてしまっているし。
部屋の中で火を燃やすのもためらわれるよね、という理由で、撤去を希望。


ちなみに、わが家のお風呂は給湯システムです。
ピッとボタンを押したら給湯できて、追い焚きもできる普通のタイプ。


なのになぜ、キッチンは瞬間湯沸かし器?


今回は、キッチンの湯沸かし器を撤去して、お湯が出る工事をした話を書きます。
しっくい祭りの前に工事をしました。



ある日、プロパンガス屋さんから連絡がありました。
前に住んでいた人がプロパンガスを使っていて、引き続き契約してほしいと。


そしてやって来たのが、2人の男性。
20代後半か30代に見える、夫いわく「少年のような」プロパンガス屋さんと、70歳半ばに見える設備の人。


「まるで孫とおじいちゃんのようだった」と夫(失礼)


家には給湯器がついていて、お風呂は給湯システムなのに、なぜキッチンが湯沸かし器?という疑問に対して、設備の人が言うには、
「瞬間湯沸かし器はすぐにお湯がでるけど、給湯器からキッチンまでぐるっとパイプをまわしてきたら、冬場はお湯が出るまで時間がかかるからじゃないか」とのこと。


さて、設置されている給湯器は、2人で暮らすには問題ない、中ぐらいの容量だそうです。
そこで、
・湯沸かし器の撤去
・キッチンの水道からお湯が出るようにしてもらう
という工事をお願いしました。


玄関の脇にある給湯器からパイプをのばして、玄関まわりの土の中を通って、キッチンの窓から上がって、お湯の出る蛇口につなぐ工事です。
書いてるだけでも大変そう。


↓玄関の脇にある給湯器。「最大53.5kW」とあります。


↓給湯器の下を細長く囲んだ花壇にして、多肉ワールドにしました。由比ヶ浜で拾ってきた流木を置いたりしたのですが、もはや雑草の勢いに負けていて……。



このとき、設備の人がチェックしていて、夫に言ったのが、
「ここ、家の前まで都市ガスが来てるよ」


なんと! 都市ガスでもよかったのです。
近所の人は都市ガスにしているそうです。


初期の工事費用はかかっても、長い目で見れば、都市ガスのほうがプロパンガスよりガス料金が安い。それなら都市ガスのほうがいいかも?


でも、いま下見に来ているのは、プロパンバス屋さんと、設備の人。
プロパンガス屋さんに下見してもらいながら、「やっぱり都市ガスにします」とは言いにくいと考えた夫。


さらに、上記の工事費用の見積もりは、4万4000円と言われて、その安さにびっくり。
結局、プロパンガスで工事をお願いすることにしました。


後日、半日ぐらいの工事で、このときは立ち会いはなく、ぶじ終了。
見積もり通りの請求額でした。


そのあと追加で、洗面所の蛇口の位置を変えてもらう、洗面台をつけかえる、キッチンの換気扇を交換する、などの工事を、同じプロパンガス屋さん+設備さんにお願いすることになります。前述の設備の人がおもしろかったのですが、その話はまたのちほど。


都市ガスかプロパンガスかという選択が実はあった、わが家。


夫いわく、プロパンガスのガス料金は高いけど、それを継続してもらいたいのがプロパンガス屋さんの一番の目的で、いろんなサービスをしてくれるそうです。


これはYouTubeで見た話だそうですが、プロパンガスならエアコン1台つけるとか、そんなサービスをするところもあるのだとか。アパートのオーナーはプロパンガスを選ぶ場合が少なくなく、それは初期費用が安くてすむし、高いガス料金は店子が払うのだから、というシビアな話も。


いずれにせよ、うちはプロパンガスで、毎月、重いガスタンク(?)を交換する人が来ていて、大変そうだなあと思います。


キッチンは、冬場でもすぐに熱いお湯が出てくるので満足しています。


↓キッチンの蛇口。もう少しかわいいレトロな蛇口にしたいな……。




おまけ
毎日暑くてたまりませんね。
先日の夕焼けでひと涼み。。。



<考察>物件価格以外の諸費用の目安は

夫です。


前回の続きです。
不動産屋から値引きの承諾の連絡が来たときはびっくりしました。
こちらが提案したのは表示価格より、そうですね、
新車で普通乗用車が楽に買えるほどの値引きなのです。


どうして受けてくれたのだろう?
あの投資家はどうして買わなかったのだろう?
疑問だらけです。


とにかく私たち夫婦は鎌倉に一軒家を買うことになったのです。


決まってからもやることは山ほどあります。
大きく分けて2つ。


一つは建物を住める住宅にすること。
こっちは妻が詳細に述べているので省きます。


もう一つは、契約までの手続き、決済の日にち決め、お金の準備、登記への準備。
これらは大きく分けて4つ。


1、買付証明を出す。購入の意思証明。返事がくる前の話です。


2、仮契約 不動産会社に出向いて正式なサインをする。本契約に必要な書類、手数料などを伝えられる。


3、本契約 代金の一部、私の場合100万円を渡す。初めて売主と出会う。


4、決済 銀行の会議室で。残りの代金と不動産会社の手数料などを払う。
この決済で建物の鍵を渡してもらい晴れて自分のものになるのです。


1〜4の間、ちょうどひと月です。
急いでもらったせいもあるのですが、これはかなり早いペースだそうです。


物件の代金以外に払ったのは
仲介手数料、登記料、振込手数料、固定資産税、後日払った火災保険料3年分、不動産取得税。
諸費用はすべて合わせて物件価格の約12パーセントでした。
はあ。


実は仮契約の後、鍵を借り家に入らせてもらいました。採寸のためです。
何せやらなければいけない工事、作業が山ほどある。決済まで待っていられません。


それに内見の時は購入が決定していないので写真を撮るのも憚られます。
我が家になる家をじっくり見たいという思いもあって無理を言いました。


残置物は内見の前日、綺麗に処分したそうです。


大自然を前にして、そこそこの庭(庭になるべき土地)があり、屋根があり、柱があり。
これを自分の住処に変えていくのです。気分はロビンソンクルーソーです。


↓ 採寸しまくりました


↓  中もひたすら採寸……


やるべきことの順番を決め、予算を見積もり、それぞれ並行して準備を進めていく。
そして妻と話し合い、手持ちのお金と相談をしてリフォーム代金を220万と決めました。


完成、正式に入居する日も7月半ばから後半にしようと。
東京オリンピック開会式を我が家で見たいというのが希望です。


決済日が4月初旬ですから、3カ月半です。間に合うでしょうか?



さて、考察です。


1、物件価格以外の出費も覚悟せよ


住宅購入は初めてではないので覚悟はできていたが、物件価格以外のお金はツライ。
でも、諸費用12パーセントは妥当なところだと思う。
これ以外にも引越し代、新しい家具、家電など、お金が飛ぶように出ていく。あらかじめ覚悟されたし。



2、中古住宅を購入する時、現金ほど心強いものはない。


これは、前にも書きましたが、うちはマンションを先に売って現金化し、賃貸物件に住み様子見をしていました。
手持ちの現金があったからこそスムーズに決済まで持っていけたのです。



3、評論家の予想はあたらない。


不動産の価格はどう動くのか誰にもわかりません。
ある不動産系のユーチューバーが「マンションを早く売りなさい。これから住宅価格は暴落する」と、言っていました。
これが2018年頃の話です。


ならば早くマンションを売ってしまえ!(マンションを売る時も大変だったのですが)
次が決まるまでは賃貸に住めば良い。


そして手元にある現金を投資で増やせば良い(あぶない匂いがする)。


2017年は仮想通貨大ブレイクの頃です。若いお兄ちゃんや、お水系のお姉さんが数億円を稼いだと豪語しておりました。
マンションを売った現金のうち1割を仮想通貨投資に回すことにしました。
もしこの1割の現金を倍にできれば全額を投資に回してもよいかと考えました。
有料の投資講座も受けました。学んだ私は約一年間、パソコンに向かいチャートと格闘をしておりました。
結果は?
プラスマイナスゼロです。
ひととき大分増えたときもありましたが大損したときもあり、全く増えませんでした。
有料講座の講座料を差し引きしてもマイナスにはなりませんでしたが。
妻には「投資センスなし」の烙印を押されました。


さて、下落するはずの不動産価格はコロナのこともあり、上がる一方。
手持ちのの現金で早く家を買った方が良いとの結論。



4、家を買うと人生の決意を新たにできる。


なんでもいいから家を買おうと言っているわけでは決してありません。
自分達にほどよい家を買うことができた暁には新たにいろいろな決心が生まれてくる。
良いきっかけではないか?