中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

<考察>漆喰祭り総括

夫です。


漆喰祭りの総括をします。


【漆喰を塗った広さ】
8畳+7.5畳+6畳+6畳+トイレ+洗面所
すべて壁のみ。
(天井や柱の塗りはペンキで塗ったので、漆喰の予算には含めない)


【漆喰材料としてかかったもの】
漆喰和楽美(白)20キロ×13箱 
……5060円×13=6万5780円



↓ 購入先によって値段が違うようだ


マルチシーラー 9L×2 
……7440円×1.5(残りの0.5Lは天井用に)=1万1160円





【手間賃 自分でやったもの+DIYチーム日当】
DIYチームの日当はプロの職人さんの日当を仮に1日3万とするとその半分として計算しました。
(DIYチームは自分がDIY作業をやる延長としてアドバイスしてくれたり手伝ってくれるのであって、現場をまかせたり補償を求めたりしてはいけません)


(私と妻の作業代)無料+3人×2.5日=7.5人×1万5000=11万2500円



しめて18万9440円


コテやコテ板を入れても、20万と少しか。



↓ 8畳の元和室の漆喰塗りが完成! 天井は白ペンキ。



↓ 洗面所とトイレの漆喰塗りが完成! 天井は白ペンキ。




↓ 7.5畳のキッチンの漆喰塗りが完成。こちらも天井は白ペンキ。




↓ 2階 6畳の漆喰塗りが完成。天井は白ペンキ。



↓ 2階のもう一部屋も完成。天井はレトロな壁紙が貼ってあったのでそのまま。





さて、これを工務店に頼んでやってもらうと……。


工務店に見積もりを頼むと、現場を見てみないと見積もりは出せないと必ず言われます。
ですからネットで簡単に代金を見積もるのはむずかしい。


出入りする大工さんになんとなくしっくい作業代金について聞いたことがあります。
その時の感触では75万くらいではないかと推測します。


その時の会話ですが、
私   「大工さん、うちの壁を全部漆喰にするとどのくらいかかるかね?」
大工さん「そうさねえー」
私   「100万くらいはかかるかね?」
大工さん「そんなにはかからないだろう」
私   「じゃあ、50万くらいでできる?」
大工さん「むー。それはねえ、ちょっと」


そういうわけで間をとって75万と算出しました。


ちなみにうちをやってくれた大工さんは鎌倉商工会議所からの紹介で、非常に実直で誠実な人です。


ならば自分一人あるいは妻と二人で最初から最後までやるのはどうか?


これもお勧めしません。


やってみてわかったのですが、塗る作業も材料選びもそれぞれコツがあって、はじめて漆喰を塗るのであればます失敗するでしょう。


DIYショップへ行って塗りやすい漆喰、売ってますが、これは私が買った漆喰の3倍近い値段になります。漆喰は使用量が多いので費用がどんどん膨らみます。


塗る前に漆喰をまず練り上げるということさえ私は知りませんでした。


下地は大事です。下地を綺麗に直すこの地道な作業が出来上がりを左右します。


シーラーは絶対カチオンタイプです。これが決め手。


DIYアドバイザーは色々指導してくれるのですが、それでも下地によってはうまくいかないものもあります。
そういう時もなんとかしてくれるのがDIYアドバイザーです。嶋崎さんありがとう!



では、ペンキ塗りや壁紙を貼るのと比べてどうだろう?


DIYアドバイザーに聞いてみたところ、高い順に漆喰、ペンキ塗り、壁紙だそうです。
値段の比で言うと10対5対3くらい。


これは材料手間具合をアドバイザー的に計ったもので、工務店がこういう見積もりを出すとはかぎりません。


同じ作業を見積もりしてもらっても、A工務店B工務店C工務店と随分金額に違いを出してくることがあります。
私の感覚では同じ作業で2倍以上の差がでることもあります。


技術的に優秀だからとかいうことではなく、普通の技術でも高く見積もることがあります。
安全率をどのくらい見込んでいるか、ということではないでしょうか?


請け負った作業、もし不測の問題が出てきて予定の何倍も手間がかかる、とか。そういう時、依頼者と信頼関係が築かれていれば、そこは違うやり方にする。あるいは予算が膨らむがしかたない払いましょう。そんな信頼関係になっているかどうか?


思い通りに仕上がらないとき、約束したのだからととことん要求してくる施主、これが全体の値段を引き上げる原因です。


逆に、中には本当にとんでもない業者もいて、ひどい施工をして途中で投げ出す、こんな話も今回ではありませんが本当にあった話です。


相手が老人だと、ぼったくりな値段を吹きかけて儲ける。本当にこんな人もいるんですよ。こういう時めんどくさいから放っておくのではなく消費生活センターに相談しましょう。



<考察1>
漆喰10、ペンキ塗り5、壁紙3
実際にかかる材料、手間を考えるとこのくらいです。
ただし工務店に頼んでこういうバランスの費用で受けてくれるとはかぎりません。


<考察2> 
ユーチューブ動画で家を自分でリフォームして住むなどの動画を見かけますが、実際やってみると種々の問題がありどの作業もうまくいくとは限らない、


いや、うまくいかないと思ったほうがいいでしょう。一軒目二軒目はうまくいかなかったが三軒目で成功。くらいが本当のところ。


<考察3>  
商工会議所の紹介


大工、左官、配管工、電気工など色々業者はいますが、初めて頼むときは市の商工会議所の紹介をお勧めします。ここを通すととんでもない業者に(本当にいるんです)出くわすことはありません。


うちをやってくれた大工さんのように、私の希望、古い中古住宅なりの仕上げもやってくれます。


価格も商工会議所通しの仕事なので1日の決められた日当以上の値段は取れないと言います。こういう方と出逢ったら一生物のお付き合いをしましょう!


しかしどこの市の商工会議所も施主の味方とは限りません。ある、神奈川の市の商工会議所は××の工事をするのにその業種の組合を紹介してくれました。その組合を通すと決して安くはならないのです。とんでもない業者の排除はできていると思うのですが、その商工会議所はどちらかというと業者の味方です。