中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

残置物撤去後は見積もりラッシュ

残金支払い日の1週間くらい前に、残置物が撤去されました。
9月の半ば過ぎのことです。


三為業者がやる作業なので任せておけばいいのですが、
どうやってやるのか興味があったので途中で見に行きました。
丸2日かかったようなのですが、行ったのは2日目の昼ごろ。


こういう作業を専門的にやる業者が存在するのですね。
1日目は残置物の選び分け。
2日目はトラックでゴミ処理場との往復を何度も。
5人で分担して作業していました。
2人は部屋から物、ゴミ袋を庭に出し、残りの1人がそれらを積み下ろしのできるギリギリの場所まで運ぶ。
車をゴミ処理場まで往復させるのに2人。
この作業に一体いくら払っているのか知りませんが、すさまじい作業量です。


そして、家の前に車を停められない問題点を見せつけられました。
それでも下請け業者は工夫してやるのですね。


残置物の様子(写真は加工しました)



さて、残置物撤去が終わりました。


ついに終了!!


間髪入れず、家の補修見積もりがスタートです。


所有権移転の前後だったと思いますが、大工さんに見てもらいました。
鎌倉の家を直すときお世話になった正直大工さんです。


床はほとんど全部やり直し、天井は真っ黒、外の軒天はボロボロ。
ここまでやったらいくら?ここをやるといくら?と言う具合に、値段と相談しながら直す部分を決めていきました。


きちんと直していけばキリがありません。
予算100万を目処に、できる範囲を確認していきました。
チェックした中で、雨漏りが無いこととシロアリの被害がないことがせめてもの幸というものでした。


次に来てもらったのは鎌倉の家でお世話になったDIYアドバイザーの嶋崎さん。
2年ぶりの再会です。
DIYチームには壁の塗り、柱の塗り、天井の塗り。キッチンのタイル貼り、照明の付け直しをお願いすることに。予算は60万前後。


その次に来てもらったのは鎌倉でも工事してもらったガス屋さん。
元々プロパンガスを扱う店舗なのですが、せっかく東京ガスのガス管が入っているのだからその延長整備として工事もやってくれるとのこと。
プロパンの業者は後でプロパンガスの代金として回収できればいいと考えているようで基本的には工事を安くやってくれるのですが、今回は都市ガスの配管工事。後でガス料金で回収するということができません。こういう場合は高い見積もりを出すのではないかと恐れていたのですが、案外安価な見積もり。助かりました。大体20万くらい。


家の補修見積もりは、ここまでで既に200万近い予算になるのですが(実際やってみるとこれを遥かに超えるのだが)、私にはどうしてもやりたいオプションがありました。


それは、外壁を白に塗ること。


えんじ色のトタンと、青の雨戸。この組み合わせがどうも気に入らない。なんとかしたい。そう思っていました。


えんじ色と青の組み合わせが気に入らない!


DIYの嶋崎さんに相談したところ、返事はNO!
理由は、古いトタン材質の上に違う色の塗料は色が乗りにくい。剥がれるかもしれない。
何よりも、平屋といえども足場を組まないことには屋根付近を塗るのは無理。危険すぎる。
とのことでした。


大きな挫折がいきなりやってきました。


そして9月末日住宅購入の残金を振り込み、晴れて所有権が私に移りました。
だいたい車一台分くらいの出費と申しておきましょう。



<考察>


【1】プロパンガスのよいところ
プロパンガスを使う場合、工事代金がが安く済んだり時にはエアコン1台ただでつけてくれることがあるらしい。これは、その後支払うガス料金が都市ガスと比べて高いからだと言われている。賃貸アパートにプロパンガスが多いのはそのため。


【2】残地物撤去のしくみ
残置物撤去は、買取業者という体裁でゴミを含めて持って行ってくれるようだ。売れるものは買い取ってくれるのだが、値段のついた物を全体の撤去費用から差し引いて支払う形態を取る。一軒あたり数十万はかかると思った方がよい。撤去予算こっち持ちの場合は大変な出費になる。


【3】戸建てで足場を組む場合
足場を組むとそれだけで30〜40万かかる。平屋の場合、建物の周りに空間的余裕があれば、足場を組まなくても脚立で作業できる場合もある。2階建て以上で脚立は無理。