中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

DIYの仕上げは、もぐらたたきの如く

一通り内装外装が終わってみたところ、気になるところがちょくちょく出てきた。
今まで直さなくてよいと決めたところが逆に頼りなく思えてきたのだ。


4畳半の畳と下地はそのままと思っていたのだがどうも緩い。
他の部屋が良くなっただけによけい目立つ。


DIY隊はすでに解散したのだが、その中に木工仕事の上手い人がいて、電話で相談してみたところ、畳を剥がして下の板を張り替えることくらいはできる、と。
ほう、それは朗報。早速材料費と日当計算で床を貼り直してもらった。


↓ 木工仕事上手なDIY隊に、畳の下の板を張り替えてもらった。



そして畳。
これも取り替えるとお金がかかるのでゴザを敷いてみた。


やってみたがしっくりこない。


↓ゴザを敷いてみたが、いまいち……。



畳屋を調べて畳の表だけ取り替えてもらった。
畳表の交換でも今は工場に持ち帰り一斉に機械で張り替えるそうだ。
8畳と4畳半、合わせて12畳半の表替えで6万円なり。


畳の表替えをやってもらい、さて敷き直してもらったところ、今度は隙間が目立つ。長年の使用で部屋に隙間ができている。


またDIY木工名人に来てもらい今度は細い木材で隙間埋めをやってもらった。


↓細い木材で、隙間を埋めてもらった。


これで完璧、と見回したところ今度はガラス戸の鍵の閉まり具合が気になってきた。これも名人に頼み調べてもらったところ真鍮の鍵がまだ売られているらしく、取り寄せて微調整の上、取り付けてもらった。


さて、ここまでやっていままでいくらかかっただろうか?


まず最初の草刈りと外壁高圧洗浄で15万円。
大工さん2人15日間で110万円
ガス工事給湯器設置配管直し+洗濯機置き場配管追加+ガス栓取り替え(機械の仕入れ)30万円
電気工事配線回し+エアコン1台15万円
DIY隊一回目二回目あわせて87万円
DIY木工名人追加費用15万円
畳屋さん6万円
大工、DIY隊接待費(弁当代など)15万円
外壁塗料、内装塗料、鏡、照明など私が取り寄せたもの約50万円
10ヶ月間の駐車場代金11万円
仕上げの掃除代7万円
8ヶ月分私の交通費高速代15万円


なんとしめて376万円


しかもほぼ全ての作業に参加した私の労働費は0円と計算しての話だ。


当初250万を目処に最大300万までと思っていたが、大幅にオーバーしてしまった。
仕方がない。これに三為業者から入手した金額+登記費用 これですべてである。


いっそこのまま売ってしまうか?どのくらい利益がでるだろうか?
鎌倉の自宅で世話になった不動産屋に電話してみた。
そしてアドバイスをもらった。
「もし、売却して利益が出ても短期売買は40%の税金がかかる。もちろん施主の労働代金なんか経費にできません。それより人に貸して賃料収入を得ては?」
というものだった。


「なるほど」


やはり当初の予定通り人に貸すか。



<考察>


【1】 売っても儲けるのは難しい
古い戸建をDIYで安く直してそれで誰かに売って儲けようとしてもダメだ。
利益に40パーセントも税金がかかってしまう。5年所有していれば転売に対する税金も安くなるようだ。


【2】畳の表替えと作り直し
畳の表替えは安いところだと一畳5000円くらいでやってもらえる。本来は一から作り直してもらえば微妙なすきまも無くなる。表替えの3倍はかかると思った方がよい。


【3】畳の表替えで新築の気分
 畳替えの効果は抜群で、いぐさの匂いが 部屋に充満し新築のような雰囲気が味わえる。
人に貸すなら必須。


【4】
雨戸など溝を滑らせるところには「BRIWAX]という商品が有効だ。4000円くらいするのだが効果は抜群。逆に人の足が乗るようなところに塗ると危険なくらい滑る。


↓ 優れものを発見!



おまけ


明月院(あじさい寺)のあじさいの様子を撮影しました。



今日の鎌倉あじさい寺2024年5月11日