中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

キッチンにタイルを貼る

キッチンのDIYリフォームの続きです。


新しいシステムキッチンは魅力的なのですが、
わが家は古い家にあうようなリフォームを考えることに。


ネットで目にした古民家のキッチンリフォームで、
タイル貼りをしている例があり、とってもあこがれたのですが、
きっとこれは大変よね、と思っていました。


DIYアドバイザーの嶋崎さんに最初にその話をちらっとしたところ、
やりましょう!ということに。


わーい、やったー!
でも、どうやったらタイル貼りのキッチンになるのでしょう⁉︎


ざっくり言うと、
キッチンの上のステンレス部分を、ベニヤ板でガバッと覆い、
そこにタイルを貼っていくのだそうです。


↓ 何度も登場しましたが、これがキッチンbefore


↓ 収納の扉を取っ払って、白ペンキを塗ったところ。


キッチンのサイズはしっくい祭のときにサイズをはかっていて、
GWの間に、大きくて縦長の板が届きました。
キッチンの上に置く板です!


キッチンタイル貼りのスペシャリストさんに、作業していただきます。
DIYアドバイザーの嶋崎さんが撮っていた写真を拝借したので、
写真を紹介しながら実況していきます。


↓ キッチンのトップに板を仮置き。


↓ シンクの部分をくり抜いている!


↓ ゴムを置いてクッション効果。


↓ キッチンのトップに板が装着されました。




こんなことをやってしまうなて、
DIYってすごいです。


さて、次はタイルの作業です。


キッチの上に貼るタイルは白!
25ミリ角のモザイクタイルです。


↓ 縦横12個ずつ並んでいて、1シートになっています。


タイルを接着剤で板に貼っていくのですが、広い面積のところはいいのですが、
大変なのが、シンク周りのカーブの部分です。


タイルを砕いて、カーブにあわせて、形にあったタイルのかけらを貼っていくという、なんとも緻密な作業です。


↓ タイルの裏に接着剤が。


タイルの表面には茶色い紙がついています。
水をふくませた雑巾で上から拭くと、茶色い紙がきれいにはがせます。


↓ 水で湿らせながら、茶色い紙をはがしていきます。


上の写真で、右下のシンク周りのカーブ部分、まだタイルが貼られていない板の隙間部分が見えていますね。
タイルを砕いて、この隙間あうタイルのかけらをつくっていくのです。


↓ 板の上にタイルが貼れました!




↓ シンクまわりを拡大してみました。わかりますか。微妙なカーブの部分




タイルを貼り終わったあとは、目地を入れる作業です。


↓ 既存のタイルとの境目にマスキングテープを貼って養生しています。


↓ 目地を入れています。


写真では目地はセメント色ですが、乾いたら色が変わります。
目地の色はベージュを選びました。


目地が少し硬化したら、タイルの上についた目地材を、水をぬらしたぞうきんで拭き取ります。


タイルキッチンの作業はまる1日かかって終了——。



後日、キッチン正面の、シンクの下の板の部分に、レトロな青いタイルを貼りました。
これは、裏がシールになっているタイルシート。
目地のところをはさみで切って、必要な大きさにして貼れるので簡単です。


モザイクタイル【ランドマーク】のコバルト。
150×150ミリで、1シート990円くらい。10シート買いました。


↓ ランドマークのモザイクタイル コバルト


↓青いタイルを貼りました。



キッチンをタイル貼りにしたのは、
築50年近いわが家にあっていると思います。
大満足の仕上がりです。


タイルのスペシャリストさん、DIYアドバイザーさん、
あらためてありがとうございましたー!


いま手元にあるメモをチェックしてみると……
モザイク白タイル 18,464円
コバルトのシールタイル 9,900円
木材、カット、目地材など 8,735円


ざっくりですが材料費は4万円くらいですね。
驚異的です!!

<考察>漆喰祭り総括

夫です。


漆喰祭りの総括をします。


【漆喰を塗った広さ】
8畳+7.5畳+6畳+6畳+トイレ+洗面所
すべて壁のみ。
(天井や柱の塗りはペンキで塗ったので、漆喰の予算には含めない)


【漆喰材料としてかかったもの】
漆喰和楽美(白)20キロ×13箱 
……5060円×13=6万5780円



↓ 購入先によって値段が違うようだ


マルチシーラー 9L×2 
……7440円×1.5(残りの0.5Lは天井用に)=1万1160円





【手間賃 自分でやったもの+DIYチーム日当】
DIYチームの日当はプロの職人さんの日当を仮に1日3万とするとその半分として計算しました。
(DIYチームは自分がDIY作業をやる延長としてアドバイスしてくれたり手伝ってくれるのであって、現場をまかせたり補償を求めたりしてはいけません)


(私と妻の作業代)無料+3人×2.5日=7.5人×1万5000=11万2500円



しめて18万9440円


コテやコテ板を入れても、20万と少しか。



↓ 8畳の元和室の漆喰塗りが完成! 天井は白ペンキ。



↓ 洗面所とトイレの漆喰塗りが完成! 天井は白ペンキ。




↓ 7.5畳のキッチンの漆喰塗りが完成。こちらも天井は白ペンキ。




↓ 2階 6畳の漆喰塗りが完成。天井は白ペンキ。



↓ 2階のもう一部屋も完成。天井はレトロな壁紙が貼ってあったのでそのまま。





さて、これを工務店に頼んでやってもらうと……。


工務店に見積もりを頼むと、現場を見てみないと見積もりは出せないと必ず言われます。
ですからネットで簡単に代金を見積もるのはむずかしい。


出入りする大工さんになんとなくしっくい作業代金について聞いたことがあります。
その時の感触では75万くらいではないかと推測します。


その時の会話ですが、
私   「大工さん、うちの壁を全部漆喰にするとどのくらいかかるかね?」
大工さん「そうさねえー」
私   「100万くらいはかかるかね?」
大工さん「そんなにはかからないだろう」
私   「じゃあ、50万くらいでできる?」
大工さん「むー。それはねえ、ちょっと」


そういうわけで間をとって75万と算出しました。


ちなみにうちをやってくれた大工さんは鎌倉商工会議所からの紹介で、非常に実直で誠実な人です。


ならば自分一人あるいは妻と二人で最初から最後までやるのはどうか?


これもお勧めしません。


やってみてわかったのですが、塗る作業も材料選びもそれぞれコツがあって、はじめて漆喰を塗るのであればます失敗するでしょう。


DIYショップへ行って塗りやすい漆喰、売ってますが、これは私が買った漆喰の3倍近い値段になります。漆喰は使用量が多いので費用がどんどん膨らみます。


塗る前に漆喰をまず練り上げるということさえ私は知りませんでした。


下地は大事です。下地を綺麗に直すこの地道な作業が出来上がりを左右します。


シーラーは絶対カチオンタイプです。これが決め手。


DIYアドバイザーは色々指導してくれるのですが、それでも下地によってはうまくいかないものもあります。
そういう時もなんとかしてくれるのがDIYアドバイザーです。嶋崎さんありがとう!



では、ペンキ塗りや壁紙を貼るのと比べてどうだろう?


DIYアドバイザーに聞いてみたところ、高い順に漆喰、ペンキ塗り、壁紙だそうです。
値段の比で言うと10対5対3くらい。


これは材料手間具合をアドバイザー的に計ったもので、工務店がこういう見積もりを出すとはかぎりません。


同じ作業を見積もりしてもらっても、A工務店B工務店C工務店と随分金額に違いを出してくることがあります。
私の感覚では同じ作業で2倍以上の差がでることもあります。


技術的に優秀だからとかいうことではなく、普通の技術でも高く見積もることがあります。
安全率をどのくらい見込んでいるか、ということではないでしょうか?


請け負った作業、もし不測の問題が出てきて予定の何倍も手間がかかる、とか。そういう時、依頼者と信頼関係が築かれていれば、そこは違うやり方にする。あるいは予算が膨らむがしかたない払いましょう。そんな信頼関係になっているかどうか?


思い通りに仕上がらないとき、約束したのだからととことん要求してくる施主、これが全体の値段を引き上げる原因です。


逆に、中には本当にとんでもない業者もいて、ひどい施工をして途中で投げ出す、こんな話も今回ではありませんが本当にあった話です。


相手が老人だと、ぼったくりな値段を吹きかけて儲ける。本当にこんな人もいるんですよ。こういう時めんどくさいから放っておくのではなく消費生活センターに相談しましょう。



<考察1>
漆喰10、ペンキ塗り5、壁紙3
実際にかかる材料、手間を考えるとこのくらいです。
ただし工務店に頼んでこういうバランスの費用で受けてくれるとはかぎりません。


<考察2> 
ユーチューブ動画で家を自分でリフォームして住むなどの動画を見かけますが、実際やってみると種々の問題がありどの作業もうまくいくとは限らない、


いや、うまくいかないと思ったほうがいいでしょう。一軒目二軒目はうまくいかなかったが三軒目で成功。くらいが本当のところ。


<考察3>  
商工会議所の紹介


大工、左官、配管工、電気工など色々業者はいますが、初めて頼むときは市の商工会議所の紹介をお勧めします。ここを通すととんでもない業者に(本当にいるんです)出くわすことはありません。


うちをやってくれた大工さんのように、私の希望、古い中古住宅なりの仕上げもやってくれます。


価格も商工会議所通しの仕事なので1日の決められた日当以上の値段は取れないと言います。こういう方と出逢ったら一生物のお付き合いをしましょう!


しかしどこの市の商工会議所も施主の味方とは限りません。ある、神奈川の市の商工会議所は××の工事をするのにその業種の組合を紹介してくれました。その組合を通すと決して安くはならないのです。とんでもない業者の排除はできていると思うのですが、その商工会議所はどちらかというと業者の味方です。

もう一軒買って人に貸す!?


おひさしぶりです、夫です。


今日は、鎌倉の中古戸建てをDIYで整えて移り住んだ後の話をします。


開会式は逃したものの大半のオリンピック競技はこの家で見ることができました。


↑ 一階のリビング。屏風が……


12畳分ほどの裏庭、3畳分くらいの前庭は主に妻の担当です。
というか、庭いじりが趣味の人になってしまいました。
マンションのベランダとは根本的に違います。
「鉢植えだった植物を地植えにしたら、みるみる元気になった」と言っています。


やがて庭を区切って畑を作ることにしました。庭で育ったトマトやなす、しそを必要な分だけもぎ採りすぐに料理に使う生活。
そういう暮らしを2年余り続けているのですが、ある日、住宅関連において、あらたな展開が発生しました。


えっ、借金で首が回らなくなり鎌倉の家を手放すことになったのかって?


いいえ、この家は現金で買ったので、借金はありません。
なにしろ、現金で買うというのが、このブログの一つのテーマなのです!


郵便局に預けているわずかな老後資金が、とにかく増えません。
そこで思いついたのが、「もう一軒買って人に貸す」でした。


もちろん鎌倉でもう一軒はとても買えません。
調べてみると、横浜郊外や横須賀方面が比較的安い古戸建てがあることがわかりました。
埼玉や千葉へ行けば安い戸建てがあることは知っていました。しかし現地へ行くのに1時間以上もかかるようでは家の直しもままなりません。


「横須賀」
私はここにターゲットをしぼりました。


なぜって?なんかかっこいいイメージがあるじゃないですか。
ほら、百恵ちゃんの「横須賀ストーリー」とか(年齢がわかる)。


京急の追浜あたりから、安針塚、汐入、横須賀中央。横須賀線なら田浦、横須賀、衣笠あたり。とにかく人のある程度集まりそうな場所です。
それに横須賀はアメリカ軍のキャンプがあって港には大きな船が繋留されている。


横須賀は歌の中にもあるように急な坂が多く、山あり谷あり、地面が凸凹しています。そして古い戸建てが山ほどあります。


横須賀の古い戸建てを大きく分けると
1、道路付もしっかりしていて駐車場がついている。
2、駐車場がなく、道路付が悪く、再建築不可か可能であっても制約が大きい。
この違いによって値段が劇的に違います。


2の場合、古い家を直し直し使うしかないのです。
古さにもよりますが1で1500万、2で500万という感じです(あくまで私感です)。


私に買えるのは2の方で、その中でも300万見当のものを探しました。
あるんですね。
でも、ほぼ廃墟。
果たして直しを入れた後ちゃんと住めるようになるのかどうか? 賃貸物件になりうるのかどうか?です。


基準は、新築の時点でお金をかけた家であったかどうか?です。
今はボロボロでも、建った頃は立派だった家なら、直せば良くなる可能性があります。
その読みができるかどうか?
それとあとは運ですね。 


私が買った家は平屋、約70平米、残置物ありの状態でした。
なぜって?それは安いからです。
それと、使っているガラス窓の模様がとても綺麗だったのです。


↑ガラス窓の模様が気に入りました。



【賃貸物件考察】
1、借り手がいそうな物件を探す。  
どんなにしっかりした物件でも需要のない場所の家は借りる人もいない。仕事場が近い、あるいは生活の基盤、学校や病院、スーパーコンビニが近所にあること。


2、駅に近い物件を探す。
駅近がベストだが物件価格も高くなる。バス便でも生活が成り立つ場所なら可。


3、広すぎる家、狭すぎる家は嫌われる。
立派で広い家なら借り手がつくかというとそうでもない。程よい広さがベスト。2DK、3DK,3LDKくらい。


4、トイレバスは別の方が良い。
ボットントイレは問題外。


おまけ


先日の雪は嵐のようでした。鎌倉の裏山の森の様子。