中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

<考察>中古戸建てがおすすめの、これだけの理由

またまた夫です。


前回の考察「格安の中古戸建住宅に出会ったら、すること」で書いた、1軒目の物件を逃したときの話です。


妻が申すには、いろいろネットて探してきたけれど、今回買いそびれた物件ほど安くて条件のいい家はないとのこと。二度と出ない掘り出し物なのだと。
それを私が値切ったばかりに買えなかった。私のせいだと。


私も言い返しました。
必ず同じくらい、いやもっと条件のいいものが出てくると思う。
我々は今、都内に住んでいたマンションをすでに売っていて、とりあえず賃貸暮らしをしている。
手元に現金があるのだ。
これほど強いことはない。だからいい物件が出るのをじっくり待てばよいのだ。



次に目をつけたのは 土地「古家あり」物件でした。
取り壊しを前提にしているのでその土地そのものの値段よりさらに安いのです。
前回取り逃した家より安い値段が設定されていました。
しかしその古屋の写真なのですが、意外としっかり見えるのです。
例によってグーグルアースのお世話になり、特定することができました。
駅から徒歩25分。
うーむ、微妙だ。
とにかく行ってみよう。


この物件のよいところは幅6メートルの道路にしっかり接していること。問題なく再建築できる。
といっても我々に新築を建てるほどの予算は無い。
古家の周りをぐるぐる巡ってみた。残置物が見える。古き昭和の、高度成長期の暮らしが見えてくるようだ。
不動産屋に電話で連絡をとり、見学を打診してみた。
「写真の建物は直せば住めますか?」
「いいえ、住めません」ガチャ。
そっけない。


結局、我々が希望していた地区と駅を挟んで逆側だったし、しかも徒歩25分。
パスすることにしました。



この頃、妻は格安の新築を建てられないかと研究しているようでした。
ネットで探し出したのが50平米で500万くらいの簡易なハウスでした。
しかし私は非常に懐疑的で、そんなに安価にできるものではないと思っていました。


駅にほど近い古い不動産屋のガラス戸に格安の土地が掲示してありました。
この頃になると私は広告の土地建物がどこにあるのか推測で辿り着けるようになっていました。
その格安の土地は、まさに「土地」だったのです。道路にこそ接してはいるが水道も電気も下水も新たに設置しなければいけない。
おまけに敷地の真ん中に巨大な木があり、これを切り倒さないことには何も始まりません。
家を建てられる状態になるまでにいくらかかることでしょう?
安いものには理由があるのです。


ここまで読んで疑問を持たれた方もいらっしゃるでしょう。
不動産屋の表に貼ってある情報、写真もなくてどうやって特定できるのだ?
秘訣はこうです。


まず、「〇〇駅から何分」という情報がたいてい書いてあります。2駅からの徒歩時間が書いてあればしめたものです。


そのほかに「××小学校から徒歩何分」「郵便局から何分」「スーパーから何分」、これらを組み合わせると大体50メートル四方くらいに限定されるのです。


あとは実際歩いて広告のような土地があるかどうか?根性と執念があればできます。
そんなめんどくさいことをせずに、不動産屋にどんどん連絡して担当者と一緒に10軒も20軒も見て回ればよかろう?という考えもあります。
しかし検討前の段階で、多くの担当者に来てもらうのもちょっとね。


妻の新築調査もかなり進み、格安住宅でも実際建てるとなると出費が加算され、小さな住宅でも1000万以下ではとても無理だということになったようです。



結局、最初に目論んだとおり、いい中古住宅に出会うのが一番いいということになりました。


時は2021年2月。来年のNHK大河は「鎌倉殿の13人」。鎌倉人気に火がつきそうです。物件の値段が上がるのでは……と思うと、焦ります。


そんな中、2021年3月、妻がまたネットで希望地区に中古住宅を見つけてきました。駅徒歩圏。ただ、予算が……。


この中古住宅が後に我が家となるのですが、その経緯はまた次の機会に。


さて、考察です。


1、土地=宅地では無い


広い場所があれば家が建てられそうだが、そうもいかない。生活するには水道が必要である。井戸でも掘るのでなければ土地の前まで水道が来ていなければいけない。
下水道も必要である。住宅地であれば前の道を掘り起こせば水道管が出てくる。下水道も出てくる。都市ガスも通っているかもしれない。電気は近くまで電柱が来ていれば引き込み工事をしてくれる。ガスはプロパンという手もある。結構あれこれ面倒なのだ。
中古戸建ては人が住んでいたのだからとりあえず全部クリアしているはずだ。


2、新築戸建てと中古戸建ての価格差は決定的である


今回、新築をした場合も検討したが簡易なハウスでさえそこそこ値が張るのである。もちろん更地を買って新しく自分の好みの家を建てる。これは男子の(女子の)本懐ではあるが、そう簡単では無い。中古が新築の半額以下ならそっちの方が楽では無いか?


3、しっかりめの中古戸建てを買おう


中古戸建ても建てた当時は新築であった。当然、高級な建て方をしたものも存在する。材質であったり造りであったりいろいろ。昔、高級品だったと主張しても所詮中古戸建て。高い値段では売れない。逆にいうと買うほうは超お買い得。


4、庭付き中古戸建ての幸せ


新築で庭のしっかりとれる戸建てなんて夢のまた夢。
それが中古戸建てだと実現する可能性が高い。


5、中古戸建ての方が眺望がよい


近所を見回しても昔からある建物の方が立地がよいケースが多い。これは法律に則った道路付などのことでは無い。
鎌倉に限ったことかもしれないが、眺望の良い斜面に立地する中古戸建てが多い。