中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

洗面ボウルを設置する

前回の「しっくい塗りで最も苦労した場所は」に続いて、洗面所の話です。


狭い洗面所をどうするか。


狭いです。
どのくらいかというと、1.2×1.7mくらいの空間。


3面が、廊下からの入口、トイレ、浴室に接しています。
残り1面に洗濯機を置いて、洗面台を設置しなくては。
人ひとり着替えていっぱいの脱衣所でもあります。


そして、洗面所に対する情熱が半端ないのが、夫でした。
(浴室に対する情熱はそれを上回るそうですが、それはまた後日)


この家を内見したときに、
洗面所の空間には、手前に洗濯機スペースが、奥に洗面台が設置されていました。


↓内見したときの洗面所。正面左が洗濯機スペースです。


「入口に洗濯機があると、洗面所に入りにくい。これは不便だ。
どう考えても、奥に洗濯機、手前に洗面台のほうがすっきりする」


理想は、板の上に洗面ボウルが乗っているタイプ。
小洒落た喫茶店の洗面所が理想だったというのですが……。


「この広さを考えると、そんな洗面台をつけた日にはスペースがなくなる。
『現実を知れ』と、天の声が聞こえた」のだそうです。


シンプルなのがいちばん。
では、シンプルに見えるようにするにはどうしたらいいか。


シンプルな洗面台を探すことに。
洗面ボウルの下に収納がついてたりするタイプではなく、下にはパイプあるのみのほうが、
すっきしりて見た目きれいではないか。
それに、トイレ、浴室への動線がスムーズ。通りやすいだろう。


そしてインターネットで探して、新品同様で1万円以下の品を見つけたのでした。
当時のメモを見ると、家を契約して最初に購入したのがエアコン3台で、
その次に購入したのが、
「洗面台 8,900円」
と書いてありました。


↓梱包をといた、洗面ボウル。
(こんな写真を撮っていたなんて!)


小さい白い洗面ボウルです。


その後、私が、「洗面ボウルの上に、物を置く棚が必要だ」と言ったとか。


そうでした。
歯磨きのときにコップを置いたり、鏡を見ながらコンタクトレンズを装着するときに、レンズを置いたりするスペースがほしい。


「そうかい、それなら」と、
洗面ボウルの大きさにあった棚を探してくれて、
ほどよく調和する小さい棚が、3,000円ほどで見つかりました。


さらに、洗面ボウルに付属していた蛇口がダサかったそうで(上の写真です)、ネットで他の蛇口を探しました。蛇口が3,400円。
買い物上手の夫です。


シンプルな形の洗面ボウルだから、その上にアンティークの鏡を探してきて設置しよう!
そしてネットで鏡を探して購入。
鏡は2万円ぐらいです。


これらの設置を、ガス屋さんといっしょに来ていた設備の人に頼みました。


そして、本当は、鏡の上にライトをつけたかったのですが、
「壁の裏に電気の線をはわせて、ほどよく出すというのは大変だろう」と、早々に断念。


洗面所の天井につけた照明は、これも夫がネットで購入したベルギー製のもの。
照明の丸いガラスが鏡に映ります。ちょうどよく反射して、鏡を見ながらメイクするのにほどよい光が届くようになったのでした。


↓ベルギー製のランプは、洗面所の天井に。



洗面ボウルの大きさは、この洗面所の面積に対しては悪くないのですが、実際使ってみるとあまりにも小さい。


うがい、歯磨き、手洗いを、水がはねて床にこぼれないように、気をつけて、そっと行う、というところ。
顔は洗えません。
顔を洗うのは、すぐ奥にある浴室で。


すべて叶えようとすると無理があります。
優先順位をもつことが必要で、
「すっきりすること。邪魔にならない感じを優先した」


すっきりした感じは成功していると思います。


↓シンプルな洗面ボウルと、小さい棚と、アンティークの鏡を取り付けました。
洗濯機はまだ置いていません。


実は、前の住居は賃貸の戸建てで、リフォームしたばかりで最新の設備がついていました。
洗面ボウルは巨大で、収納スペースもたっぷりで、コンセントもいくつもあるから電動歯ブラシも充電しっぱなしで。


すべて整って便利なところに住むのは快適ですが、
あるもので工夫して暮らすのも、
案外楽しいし、心地よいものかもしれません。


洗面所には窓と網戸がついていて、いまの季節は開け放しています。
ときどき涼やかな風が入ってくると気持ちいいです。


洗濯機を設置した話や収納を工夫した話はまた後日。



おまけ

洗面ボウルと同時期ぐらい、真っ先に購入した柱時計。



この子は、たいてい寝ています。