中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

技あり!脚立に出会う

話は少し飛びます。
10月の終わりから11月の初めに第1回DIYをやり、その後11月半ばから約半月、大工工事が始まります。その最後の頃の話です。


DIYアドバイザーには危険すぎると言われた外壁塗装ですが、どうしても諦めきれない。
足場を組めばいいのですがその予算はとても立てられない。
家の周りの地面が高さ不均一で脚立が立たない。


でも、大工さんにお願いした項目に軒天井(屋根などの庇の裏側)の補修がありました。どうやってやるかは聞いていなかったのですが、さて始まってみると「なるほど」と唸ってしまうような技を繰り出したのです。


まず脚立を2つ用意する。
その脚立の上部にアルミの頑丈な板を渡す。
その上に上がって作業をする。


↓2つの脚立の組み合わせ技がすごい!


さっきも申したように軒の周りは階段あり水場ありの不均一で、本来脚立なんか立たない。
ところが大工さんの持ってきた脚立は優れもの。4つの足がそれぞれ長さ調整できるのです。だから横に渡す板は常に水平を保てるのです。


時々脚立の片方を梯子のように伸ばし使う時もある。さすがプロですね。技ありです。平屋ならほぼ全面作業ができるようです。


大工作業も終盤にに差し掛かった頃、お茶の時間に大工さんに話してみました。
私「大工さん、ちょっと相談だが……」
大工さん「なんですか?」
私「あの優れものの脚立、1日か2日貸してもらえないかね」
大工さん「どうするんです?」
私「いやねえ、外壁を自分で塗ろうかと思っているんです。うちの脚立じゃあ、とても不安定で乗ってられやしない」「大工さんの脚立はいいねえ。足の長さが調整できる。すぐれものだあ」
大工さん「なんだそんなことですか。いいですよ」
私「もちろんレンタル料払いますよ」
大工さん「いいですよ。でも気をつけてくださいね」


雨戸はすでに白に塗ってある。その経験からこの塗料ならいけると確信を持っていました。
塗料は「ニッペ油性シリコンタフ7Lホワイト」というもの。


↓税込9,814円


大工さんが床など仕上げをしているときに私は作業着を着て外回りを塗って回りました。
そもそもこの作業、ガス屋さんの紹介でとある塗装業者に見積もってもらったことがあります。
その見積額は38万9千円。


私が自分で作業をしてかかった費用は、塗料2缶、シーラー1缶、あとローラー。
全て含めて4万ちょっとというところ。かなりの節約です。


そしてついに、念願の外壁白塗装、叶いました!


↓軒下before


↓外壁白塗装、叶えました!



<考察>
【1】大工さんにお茶を出すのは深い意味がある
大工さんにお菓子を用意する。こういうことが大事である。これ、大工さんへの配慮というこどだけではなく、今進んでいる作業の問題点などを知ることもできる。そして施主のキャラや好みをアピールする場所でもある。今回の脚立もコミニュケーションがとれているからこそ相談できたのだと思う。


【2】塗料の種類がわからないときは部分的にやってみるのも手
外壁塗装について、私は無理にでもやってよかったと思う。
外壁とひとことで言っても材質も状態も様々。難しいと言われたときでも、試しに部分的にやってみるのも良い。今回、ネットで探して手に入れた塗料で雨戸を塗ってみていけると思った。違う塗料ならダメだったかもしれない。


【3】見積もりの頼み方にはひと工夫
見積もりはやってもらっていいのだが、一元さんだと非常に高い見積もりを出す可能性が高い。あらかじめ自分なりの予算を告げておくのもいいかもしれない。