<考察>能登半島で考えた#2
輪島はいいね!
ということで、番外編です。
さて、我々夫婦がこの夏休み、宿をとったのは能登の輪島です。
なかなか古風な素敵な街でした。
数年前、NHK朝ドラ「まれ」のロケが輪島でありました。
ホテルから朝市の出る通りを過ぎたあたりに赤い橋があって、そこには撮影に使われたロケセットが再現された商店が観光スポットとなっています。
なるほど撮影に使いたくなるような町です。
町の産業は輪島塗。
朝市の通りから細い路地に入ったところにある、輪島蔵カフェ。
蔵を喫茶店に改造してあって、お会計の時、土間を通るとガラス戸越しに輪島塗の職人さんの作業が見えます。
↓蔵を改造した喫茶店。床から階段まで漆塗り!
奥の階段を上った2階には、漆器のアウトレットコーナーが。
また、輪島工房長屋など、あちこちに輪島塗体験コーナーがあり、我々も漆の塗り箸に金粉を入れる「沈金」という作業を体験しました。
行政も輪島塗育成と観光地としての輪島を後押ししているようです。
↓輪島工房長屋
↓我々が箸に絵(?)を彫り、店主さんが金粉を入れているところ。
↓カラフルなお箸も
輪島の朝市の通りに、「永井豪記念館」なるものがありました。
あのはちゃめちゃな発想力はこんな美しい街で育まれたものなのだと
あらためて感心させられました。
↓ハレンチ学園は衝撃でした!
早めに宿に戻りシャワーを浴びて、夕方になるとまた街に繰り出すのです。
数はそれほど多くはないのですが、飲み屋あり、料亭あり。
魚は新鮮です。そして、のどぐろは絶品でした。
↓夜の輪島。メイン通り
8時半になると港の近くで「御陣乗太鼓」の実演が始まります。
これは昔々、安土桃山時代。上杉謙信が能登を攻めた時の話。
七尾城の戦いがあって、なんでもその別働隊が輪島までやってきたそうなのです。
村人は戦う術もなく、考えた挙げ句、わかめの被り物をして鬼のお面をつけ、
鐘や太鼓の大騒ぎをして見せたそうです。
それで上杉別働隊は驚いて撤退(本当かなあ?)。
それ以来この祭りを続けているらしいです。
↓御陣乗太鼓の迫力ある実演。なんと無料でした。
願わくばこの素敵な街が人で賑わい繁栄を取り戻すことです。
住民も観光客もその絶対数が足りません。
みなさん能登へ観光に行きましょう!
考察1
人口減少にいいことなんかありません。
発展の基礎は人口の増加です。
こんなにも素敵な輪島にもどこか寂しいところがあるのは(私だけがそう感じるのかもしれません)
人の往来が少ないからかもしれません。
あるいはこの暑さで人が遠のいたせいでしょうか?
考察2
中国の人たちも東京や京都、北海道だけでなく能登にもきてほしいです。
そして美しい輪島塗の商品を買いましょう!
↓輪島にある平家の里「本家・上時国家」。
昔は観光バスが連なって来ていたそうです。このときは我々だけでした。
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