中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

しっくい祭りの準備

DIYアドバイザーの嶋崎さんにお願いしたのは2つです。
「家じゅうの壁をしっくいにしたい」
「キッチンをなんとかしたい」


まず、しっくいの話。


家じゅうの壁をしっくいって、けっこう大変です。
しっくいを塗るのは、
1階は、和室、キッチン、洗面所、トイレ
2階は、2部屋


しっくいを塗らないのは、玄関と廊下と階段、浴室だけ。


なぜ、そんなに、しっくい?


それは、しっくいの質感が好きで、昔から憧れていたという夫の希望でした。


「天井もしっくいにしたい」
「それはだめです。しっくいが落ちてくるから」
というやりとりも。


壁をしっくいにするだけではありません。
汚れた天井、色がはげかかった木の桟や柱も、ペンキで塗り直す作業が必要でした。

  1. 天井を白いペンキで塗る
  2. 木の桟や柱を濃い茶色のペンキで塗る
  3. 壁をしっくいで塗る

という順番です。
とてもとても、私たちふたりでは何年かかるか(大げさ)ということで、
嶋崎さんが仲間のDIYアドバイザーの人たちに声をかけて、しっくい祭りの参加者を募ってくれたのです。
「アドバイザーの人たちは、しっくいの知識はあるけど、実際に塗った経験はそれほどない場合もあるので、都合があえば来てくれるかも」とのこと。


そんなわけで、しっくい祭りが開催されることになりました!


……と、その前に、もろもろの準備が。

  1. しっくいを塗る壁の合計面積を出す
  2. 材料をそろえる
  3. 掃除をする
  4. 養生をする

これらを経て、しっくい祭りが開催されるのです。


しっくいの値段はピンキリだそうですが、なんといっても、塗る面積が広いわが家です。
夫がネットで調べて、破格のしっくいを発見。


「一般的なしっくいは20kgあたり1万4,000円くらいだったけど、ネットで探して4,000円台のを見つけた」というのは根性を感じます。


ホームセンターに並んでいるような商品ではなく、原材料屋さんが提供している商品だったそうで、「極端に安いから、正直、一か八かだった。結局、問題ないしっくいだったのでよかった」とのこと。ラッキーでした。


ひと袋20kgのしっくいを、12袋くらいでしたか、注文しました。
相当の量でしたが、実は足りなくなって、あとで追加発注することになります。


そろえたい材料リストをDIYアドバイザーの嶋崎さんが作ってくれたので、ネットやホームセンターで購入。


「掃除は大事。丁寧に拭き掃除をしておいて」ということで、天井のふち、木の桟を水拭き。天井もワイパーで水拭きしました。


掃除をやっと終えた段階で、私たちはへとへと。
写真や動画で記録を残そうと思っていたのですが、自分たちが疲労することを計算に入れてなかったので、もはや記録する気力は残っておらず……(今思うと残念)


さて、しっくい祭りの前日。
嶋崎さんの指導のもとに、家じゅうの養生をすることに。
ブルーシートを家じゅうに敷き詰めて、取り付けたばかりのエアコンも養生を。脚立の足を布とビニールで巻いたりも。


養生をするという初めての経験をしたわけですが、養生の材料って優れているんですよね。今残っているものをちょっと紹介すると……。


ご存じ、マスキングテープ。
貼ったりはがせたり、上から文字が書けたりして、便利ですよね。ポストイットもそうですが、昔はなかったですよねー、こういうの。


ブルーシートもたくさん買いました。しっくいやペンキだらけになったので、ほとんど処分してしまいましたが。


養生テープとポリエチレンが合体したこれ、マスカーといってたと思うんですけど、優れものです。緑の部分がテープで、木の桟などに貼ったら、あとはサーッとポリエチレン部分を伸ばすだけで、壁面が養生できます。サイズもいろいろあって。こんなに便利なものを発明した人はすばらしいと感動しました。




あと、脚立2台。「脚立は180サイズを2つ用意してね」と嶋崎さんに言われたですが、「そんなに大きいのが2つあってもあとで困るよね」と、180と150を1台ずつ購入。
しかしこれはバッドチョイス。


「脚立は180サイズが2つのほうがよかった」と反省。
天井付近の高いところを塗ったりするのに、150サイズでも届くことは届くのですが、180サイズで余裕のある脚立のほうが、作業がラクにできるのでした。



……そして、いよいよ、しっくい祭りの日を迎えるのでした!



おまけ
おしゃれなあじさいを見かけるようになりましたね。