中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

しっくい祭。初日!


しっくい祭の初日。


DIYアドバイザーの嶋崎さんと、仲間のアドバイザー4名の方が参加してくれました。
夫と私をプラスして、総勢7名です。
はじめましての挨拶と、しっくい祭の開会宣言のあと、
嶋崎さんがリーダーとなり打ち合わせと手順の確認がなされます。
テキパキとみなさんとっても頼もしい様子です!


↓作業の進め方を打ち合わせ中。
「しっくいはいつ塗る?」「建具を塗ったあと、最後に塗ろう」


1 しっくいを塗る壁の下地処理にシーラーを塗る
2 天井を白ペンキで塗る
3 建具(木の桟と柱)をこげ茶のペンキで塗る
4 壁をしっくいで塗る


という作業の順序が決まりました。
着替えたあと、作業開始です!
1階と2階のチームに分かれ、シーラーと天井の白ペンキの作業が同時進行です。


作業1の下地処理についてですが、
しっくいを塗る壁にシーラー処理をきちんとしないと、
「しっくいが剥がれて落ちてくる」
「アクがしみ出てくる」
ということでした。


しっくいを塗るイメージばかり膨らんでいた私。
下地処理がとっても大事なんだということを知りました。


わが家の場合、しっくいを塗る壁の素材は、和室とトイレと2階の1部屋が砂壁。キッチンは壁紙。1階の洗面所と2階のもう1部屋はベニヤ板の上に壁紙です。
「カチオンタイプのシーラーがいい」とのことで、
Amazonで購入していたのは、カチオン型の水性シーラー9リットル入り。送料込みで6,500円ぐらいでした。


実はこの大事な下地処理のシーラー。量が足りないだろうということになり、この日の午前中、さっそく夫が大船のコーナンに買い物へ。
準備していたつもりでも、どうしても足りないものはでてきます。
ムダになるかもしれないけど、作業の効率を考えると、材料は少し多めに買っておくといいかもしれませんね。


↓長い柄をつけたローラーで、壁にシーラーを塗っています。


↓狭い場所は、刷毛でシーラーを塗ります。
青い手袋は「ニトリル」。超薄型で手にフィットします。


青い手袋「ニトリル」は優れものです。
1箱100枚入りをAmazonで購入。2500円くらいでした。
耐油性があるのでペンキなどを扱うときにいいそうです。
手にピタッとフィットして、手袋をつけていることを忘れるような心地よい使用感は、白髪染めのときに使うビニールの透明手袋とは大違いです。


「作業が終わったあと、手袋をひっくり返しながら脱いで、端をくるっとしばって捨てていたのが、見ていておもしろかった」と夫。


休憩やお昼のときに手袋を脱ぐのですが、ひっくり返しながら脱いで、そのあと作業開始のときに、フッと息を吹き込むと風船のようにふくらみ、手袋を装着しやすくなります。


↓左では白ペンキを準備中。右ではシーラーの作業中。テキパキ同時進行です!


上の写真の右下のバケツにビニールがかけてあるのが見えますよね。
このようにバケツにビニール袋を入れて、その中にシーラーやペンキを入れることで、
バケツを洗う手間が省けるのだとか。
すばらしい知恵です!


↓天井の照明のコードに養生をしています。嶋崎さんは電気工事士の資格を持っているので、この作業が可能です。


↓キッチンの天井を白ペンキで塗っていきます。


ペンキというと、トム・ソーヤのペンキ塗りの話を思い出します。
ペンキを塗るのは楽しそうに見えて、自分もやってみたくなるのですが、
実はなかなか難しいのです。
1回塗れば終わり、というものでもなく、
「1回だとムラがでるので、2回、3回と塗り直しが必要だった」と夫。


↓和室の天井を白ペンキで。奥では壁にシーラー処理をしています。


天井の白ペンキが乾いたら、天井側にマスキングテープで養生をしてから、
木の桟や柱をこげ茶のペンキで塗ります。
桟や柱は細いので、絵の具用の筆で丁寧に塗っていきます。


さてさて、DIYアドバイザーのみなさんのテキパキとした活躍で、
シーラー、白ペンキ、こげ茶ペンキと作業は進むのですが、
なんせ部屋数が多い(大邸宅という意味ではありません 笑)。
1階の和室、キッチン、洗面所、トイレ、2階は2部屋で、作業箇所が6箇所もあるんです。
しっくいの作業までなかなか辿り着きません。


「これはいったい、終わるのだろうか」と一抹の不安がよぎります。


↓休憩中。コロナ禍だったので、お互いに距離をとって座ってます。
中央にあるのは、しっくいの箱。テーブルがわりです。


夕方になって、1階のキッチンと和室で、少し試してみるという感じで、しっくい作業に入る運びとなりました。


しっくい作業って、まず何をするか、わかります?


なんと、足で踏むんですねー!


箱から出したしっくいは、頑丈なビニール袋に入ってるのですが、
床に置いて上から両足で踏みます。
フミフミしているうちに、バキバキに硬かったしっくいがやわらかくなっていくのが、
足の裏の感触でわかります。
これ、けっこう達成感があります。
さぬきうどんもこんな感じなのかなと。


フミフミしてます。ノリノリです。


でも実はこれは、格安のしっくいだったから(「しっくい祭りの準備」で経緯を書きました)。
「ホームセンターに並んでいるような、ちゃんとした(もとい、高い)しっくいだと、踏むような作業は必要ないのだよ」と夫。
そうだったのか……。だから3分の1の値段のしっくいなのか。
ここで初めて納得です。


作業は5時に終了。
おつかれさまでした。


結局、初日はほとんどしっくい作業はしていないのですが、
和室の一部の障子が外れなかったので、次回の外す対策を検討したり、
キッチンをどんなふうにDIYするか相談したりと、いろいろな準備ができました。


本格的にしっくいを塗ることになったのは翌日なので、その話は次回に。



おまけ
梅雨時期は明月院に向かって列ができます。