中古住宅を古民家風にDIYリフォーム!

中古住宅を購入。心地よく住むために、古民家風に手を入れていくプロセスを紹介します。

しっくい祭の翌日

しっくい祭の翌日。
この日は、DIYアドバイザーの嶋崎さんと、夫と私、3人の作業となりました。


体力や時間のロスを考えて、大船のホテルに泊まったのですが、それでも疲れはピークに。
この日、1枚の写真も撮っていないのが、私たちの疲労を物語っていると思います(笑)。


さて、前日はまだお試しだったしっくいの塗り方について、あらためて嶋崎さんに教わりました。
いま思い出せることを書いていきます。


【しっくいの模様を決める】
初めに嶋崎さんに聞かれたのが、しっくいの仕上がりについて。


コテの形を残す扇の模様とか、秀和のマンションの壁みたいな模様とか(あれはしっくいではないそうですが)、いろいろな種類があるそうです。


しかし夫の希望はシンプルなもの。手塗り感が残りつつ、なめらかな壁。


プロの左官屋さんではないので、ツルツルにするのは無理だけど、できるだけなめらかに平らに塗ることを目指すことになりました。


【しっくいを塗る手順】
手順というほどのことでもないのですが。


20kgのしっくいの袋を足で踏んで、しっくいがやわらかくなったら、
ビニール袋の上端をハサミで切ってオープン!

100均で買ったおたまでしっくいをすくいとり、コテ板に乗せる。

コテ板から適当な量のしっくいをコテですくいとり、壁に塗っていく。
高い場所は脚立に上がって。

袋を開けたしっくいは硬くなっていくので、袋からはみ出さないように手で押さえながら、時々、足で踏み直す


【しっくい用のコテ板とコテ】
しっくい用のコテ板とコテ、1セットで3500円くらいです。
しっくい祭用に4セット買いました。


↓道具は処分したのですが、記念に1セットだけ残しておいた、コテ板とコテ。なつかしい。。。持ち手の木の部分などにしっくいがこびりついています。


このコテとコテ板、持ち手の部分をバケツの周りにひっかけることができて、作業中の収納も便利でした。こういう道具って、うまく考えられていますね。


【しっくいの塗り方。薄〜く何度も塗るのが正解】
特に模様はつけず、なめらかに平らに塗る——と書きましたが、現実はそんなに簡単にはいかないのです。


なめらかに〜とがんばっても、表面がガタガタになります。
しっくいと壁面がなじみにくく、塗ったつもりでも穴がぽこぽこ空いたり、その穴を埋めようとしても上手くいかなかったり。
なめらかに塗るなんて、容易ではありません!


「一瞬、しっくい 自体が悪いんじゃないか。格安だったから」と疑ったのですが、それはすぐに否定されました。
「かたまりができそうな雰囲気もあるけど、このしっくいはそんな悪くない」というお墨付きをもらい、もうしっくいのせいにはできません。


「しっくいをたっぷり壁になすりつけると、表面がなめらかにきれいになるだろう」と考えたのですが、うまくいきません。むしろ逆でした。


「コテでしっくいを少量とって、薄くしっかりのばす。薄く塗るのを繰り返す。何度も丁寧に塗るときれいに仕上がる」というのが正解です。


しっくいはぽってり重く、空気に触れるとどんどん固くなっていきます。
霧吹きで水をかけながら塗ると、かたまりにくくなめらかに塗れるのでは、とやってみたのですが、これはNG。そもそも、うちが購入したしっくいは、水をまぜて使うタイプではないのです。
「水をやりすぎると質感が変わってしまう。霧吹きでなじませせると一瞬きれいにみえるけど、あまりやらないほうがいい」とのことでした。


↓少しわかりにくいかもしれませんが、桟の右の部分は、上手な人が塗ったツルツルの壁。桟の左の部分は、私が塗った凸凹の仕上がり。


さて、第2回目のしっくい祭は、2週間後に開催されることに決まりました。


しっくいの塗り方を教えてもらったので、2週間の間に、夫と私でできるだけ進めておこう、ということになりました。
きれいにできなかった部分は、次のしっくい祭のときに、アドバイザーさんたちにお直しをしてもらおうということに。心強いかぎりです。



この日の3人の作業は夕方に終了。
しっくい塗りのほかにも、天井の白ペンキの塗り残しを完成させる、ベニヤ板にネットテープを貼って下地を強化する、2階の部屋の壁紙をはがしてシーラーを塗る、建具のこげ茶ペンキを塗り足す、など、することはいろいろありました。


前日からの作業でへとへとに疲れているなか、黙々と作業をしてくれた嶋崎さんに、あらためて、お礼を言いたいです。



おまけ
グリーンと建物の調和が美しいです。