“ベース契約”の家賃の高さに驚愕!
さて、自宅購入で世話になった不動産屋のアドバイスを受け、賃借契約をしてくれる不動産屋を探すことにした。
「横須賀の中心はなんと言っても横須賀中央駅」とのこと。
この駅直近の不動産屋を探すことにした。
この街は「ドブ板通り」、それに「三笠ビル商店街」など、昔懐かしいねっとりとした街である。洗練されていないけどダサくもない。米軍関係のお兄ちゃん。自衛隊?防衛大?の制服を着たグループ。くたびれたおじさんたち。スカートの短いおねえちゃん。刺青の派手なフィリピン人。不思議な雰囲気がある。
↓ ドブ板通りは独特だ。
駅を挟んで向こう側とこっち側で1店舗ずつお願いすることにした。
そしてもう一軒を探している時、妙な不動産屋に出会った。
普通、不動産屋の前には手持ちの物件をたくさん貼り出している。それを見るとその店は、マンションが強いのか、戸建てが強いのか、はたまた売買だけなのか?すぐわかるのだが、三笠ビル商店街にあるその店舗は貼り出している物件すべて英語で表示してある。しかも家賃がやたらと高い。中に入って聞いてみることにした。
ご存じのように横須賀には米海軍の基地がある。軍港がある。基地の入り口にはゲートがあって入る車をいちいちチェックしている。そして基地の中にも戸建てありマンションあり、数多くの軍人用住宅がある。立派な住戸だそうだ。しかし、その数はここで働く軍関係の人間からすると全然足りないのだそうだ。それで位の超高い軍人は除いて、階級ごとに3ランクに分けて住宅を一般から募集して貸し出しているそうだ。
何と言ってもびっくりするのはその家賃の高さだ。一番下のランクの住宅でさえ18万以上。例を見るとそんな豪邸でもない。日本人に貸せばおそらく7、8万円のものが18万で貸せる。契約は対個人なのだがその費用は米軍が出すらしい。なので高くても構わない。逆にそれ以下にはできないのだそうだ。高いほうは25万とか35万というのもある。夢のような話だ。ただし、条件もある。
1、50平米以上あること。
これはクリア。
2、駐車場があること
私の場合はこれでアウト。しかし、近くで借りることができれば復活、賃料に含まれる。
3、全ての窓に網戸がついていること。
ダメ。
4、階段がある場合50段以下であること。
これはクリア。
5、住宅が高台になっていたり階段がある場合は鉄の手すりをつけること。
はあ。
他にも条件はあったがまあなんとかいけそう。
担当者に我が「昭和ハウス」の写真と間取りを見せたところ「こういう純和風住宅を好む方は結構多い」とのこと。ますますその気になってきた。25万、35万コースは望むべくもないが、18万コースなら借り手がいるかもしれない。駐車場は今借りているところを使えば良い。家賃に含まれるから実質家賃17万円と思えば良い。全てのガラス戸にアルミ網戸をつける。いくらかかるのだろう?それに石垣があって、少し高台になって階段も10段ほどある。家の周りと階段に鉄の手すりをつける。いくらだろう?
担当者は「工事業者は斡旋しますよ」と、煽る。
毎月17万か……。
追加工事はいくらだろう?200万か?
でも借り手がつかなくて日本人に貸すことになれば相場は7万以下。
はてさて。
その場では決めず、持ち帰ることにした。
↓ 横須賀は軍港の街だ。
↓ GWに、横須賀の軍港巡りで撮影。
↓ 原子力空母ロナルドレーガン。先日、アメリカに向けて帰って行った。
<考察>
【1】ベース契約の家賃の高さに驚愕
ほぼ同じものをアメリカ軍人に貸すと17万円(実質)、日本人に貸すと7万円。
国力の差か?悲しい気持ちになってくる。
【2】賃料の相場は如何に
賃貸は日本人相手に考えると、横須賀中央部からバス便、駐車場なし戸建てとなると、おそろしく安い。うまく探せば戸建て5万円台から見つかる。
【3】賃料の相場を知るには
相場を知るには同じくらいの条件の物件をどのくらいで貸し出しているのかを調べれば良い。
スーモなどの賃貸物件欄を長くみていれば大体相場がわかってくる。逆に、いつまで経っても掲載が終わらない物件は家賃が高すぎるのである。
おまけ
鎌倉 明月院のあじさいの様子を撮りました。
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